資産形成の考え方

【実体験】資産3000万台後半まで増やした方法【初心者でも再現できる3つのステップ】

結論:やったことはこの3つだけです

 結論から言うと、資産3500万円以上まで増やすためにやったことはシンプルです。

・支出管理の徹底

・毎月コツコツ20万円以上を積立投資

・余計なこと(売買など)はしない

 これらの方法に特別な才能や一発逆転の要素は必要ありませんでした。

 筆者自身、一般的な学歴・年収で投資の才能などはなく、再現性のあるやり方を継続して、ここまで到達できました。

 特別なことはしていません。

 支出管理と積立投資だけで資産3000万円台後半まで増やした実体験を公開します。

 とはいえ正直、一番きつかったのは最初の1年でほとんど増えず、その後3年間は含み損になる場面もあったりしたことです。

自己紹介と前提

 この記事を書いている筆者の状況を、ざっくりとご紹介します。

・現在資産:約3500~3700万円

・毎月の投資額:23~25万円

・投資歴:およそ10年

・投資スタイル:インデックス投資中心(S&P500とオルカン)

 この方法で、安定して資産を積み上げています。

全体の流れ(ロードマップ)

①支出を整える

②投資額を確保する

③長期で積み立てる

①支出管理が最重要な理由

 まず固定費を下げるだけで投資額は作れます。

固定費を下げるべき理由

 食費などの変動費と異なり、固定費を下げると、その効果は基本的に持続します。

 削減のための労力は発生最初に発生しますが、翌月以降も継続して効果が発生するので、費用対効果の面でとても優秀です。

 また、削減した固定費をそのまま積立額の増加に回すことにつなげることもでき、自分が毎月いくら積み立てることができるかの把握にも役立ちます。

実際にやった見直し内容

 筆者は以下のことを実施し、毎月5万円以上の捻出に成功しました。

・スマホプランを格安のものにする

・生命保険契約の見直し、解約

・自家用車の売却

 自家用車の売却は、誰しも実行できることではないと思います。

 しかし、上に挙げたこと以外にも

・電気代のプラン見直し

・家賃の見直し

などの方法もあります。

 まずは「毎月いくらの固定費があるのか」を把握することが大事だと感じています。

②毎月23~25万円を積立できた理由

収入とのバランス

 この積立額は、全額を毎月の収入から捻出しているわけではありません。

・毎月の収入・・・13~15万円

・ボーナスの取り崩し・・・10万円

 このように毎月の収入とボーナスからの補填の二本立てで積立を継続しています。

 投資を始めた当初は、毎月5万円ほどの金額で開始しました。

 そこに先ほど挙げた固定費の削減や収入の増加分を少しずつ上乗せし、現在に至ります。

 しかし筆者自身、毎月20万円以上の積立というのは、早期リタイアを目指すなどの特別な理由がなければ、ややオーバースペックに感じています。

 誰しもにオススメできる積立額ではないことは、あらかじめご承知ください。

投資額を増やす考え方

 上で挙げた固定費の見直しを行い、そこから捻出できた金額から、徐々に積立額を増やしていくのが、代表的な方法です。

 しかし、ここでは敢えてストイックな方法として、

「少し毎月の生活費が圧迫されるかも・・」

という金額で始める方法を紹介します。

 有名な法則の一つである「パーキンソンの法則」で、次のように述べられています。

・支出は収入の金額まで膨張する

 つまり収入が増えれば増えた分だけ、支出も増えるということですね。

 筆者はこの法則に流されないために、「やや厳しいかも・・・」くらいの金額を設定し続けました。

 その結果、毎月決まった金額内でやりくりしようという工夫の余地が生まれました。

 また、この方法には人間が持つ「ホメオスタシス(恒常性維持)」も関係していると、筆者自身は感じています。

・生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする働きのこと

 つまり、「やや厳しいかも・・・」という状況でも、自然と慣れていくというものですね。

 実際やってみて厳しそうなら積立額を見直す、継続できそうなら継続する。

 少し厳しい方法ですが、これが筆者が取り組んできた積立方法です。

初心者が無理なく始める目安

 まずは投資の世界の値動きに慣れることが最重要だと考えています。

 例えば余剰資金が100万円あるからといって、いきなり全額投資するのは、確かにリターンの期待値の面では有利です。

 しかし、10%や20%の暴落は常に隣合わせの世界です。

 急に明日資産が10万円や20万円減っていたら、夜眠れなくなったり、本業が疎かになったり、狼狽売りにつながる危険性があります。

 実際筆者も、数年前に余剰資金を400万円ほど一括投資したときは、しばらく不安な気持ちがありました。

 まずは1万円くらいの少額で始め、日々の値動きに慣れ、これなら大丈夫そうかな?と思ったら、少しずつ投資額を増やして行きましょう。

③インデックス投資で資産を増やす。

インデックス投資とは

 インデックス投資を理解するためには、同時にアクティブ投資を理解する必要があります。

目的保有期間コスト
インデックス投資S&P500や日経平均などの指数に連動する。長期(10年以上)低い(時間的コストも同様)
アクティブ投資市場平均を上回るリターンを目指す。短期高い

 インデックス投資が「静」ならば、アクティブ投資は「動」のイメージです。

なぜインデックス投資を選んだか

・市場平均のリターンを受けられる

 S&P500はアメリカの上位500社、オルカンは全世界の約3000社に分散投資が可能です。

 これらの過去のリターンは年平均5~7%、直近10年では10%を超えることもあります。

 保有するだけで、100万円の投資額が1年後には105~110万円になる計算です。

 もちろん年によって下落するリスクはありますが、長期で保有することで、最終的にはプラスになる可能性が高まります。

 実際筆者の過去10年間でのリターンは、約80%のプラスで、過去の平均リターンとほぼ一致しています。

・投資の特別な知識がなくても始めることができる

 インデックス投資に必要なものは、

「長期・分散・低コスト」

の3つです。

 つまり、

 「幅広く分散された低コストのインデックスファンドを長期間保有する」

ことです。

 複雑なチャートの分析方法や財務諸表の読み方は、あるに越したことはないですが、身についてなくても始めることができます。

・市場や銘柄分析の時間がなくても大丈夫

 フルタイムで働く会社員の方などが、本業の仕事が終わった後に、投資のために取り組む時間を設けるのは、至難の業だと思います。

 インデックス投資では、証券口座の開設と積立設定が終われば、あとは自動で資産が積み上がり始めます。

 筆者自身は、本業が終わった後や休日は趣味を楽しみたいと思っているので、その点でもインデックス投資は取り組みやすいものでした。

やらなかった投資

短期での売買を繰り返すアクティブ投資

 上で説明したとおり、短期で売買するための銘柄分析などをする時間が捻出できず、仮にできたとしても自身に投資の才能があるとも思えなかったので、アクティブ投資はやりませんでした。

仮想通貨などのボラティリティの高い投資

 筆者が投資を始めた頃、ちょうど仮想通貨での億り人が話題になっていました。

 しかし、これもアクティブ投資同様、仮想通貨を分析する時間が捻出できず、成功するイメージが湧かなかったので、一度もやらずに現在に至ります。

資産が増えた理由【再現性あり】

複利の効果

 複利とは「利息がさらに利息を生む構造」を指します。

 インデックス投資では、

1年目 100万+(100万×10%)=110万円

⇒プラス10万円

2年目 110万+(110万×10%)=121万円

⇒プラス11万円

といったように、上がった評価額全体にリターンが発生するので、同じ10%のリターンでも2年目の方が多く増えます。

 筆者の年度ごとのリターンを紹介します。

増加額年率リターン
2025年415万円18.5%
2024年484万円31.4%
2023年300万円28.2%

 注目したいのは2025年で、年率リターンは2023年に及びませんが、増加額は2023年を大きく上回り、2024年に迫る勢いでした。

 これを見ると、2025年以前の増加額に対しても年率リターンが発生していることがわかります。

長期投資の強さ

 長期投資で続けているとおよそ5年目あたりから、含み益が安定して出始めます。

 その後は利益が利益を生む構造となり、どんどんとその含み益が厚くなります。

 その結果、多少の暴落が来ても含み益が減るだけで、含み損までは転落せず、狼狽売りを避けることにつながります。

 記憶に新しいのは、2025年4月のトランプ大統領の関税ショックですね。

 筆者の当時1日の最大下落額は120万円、年間損益は-400万円に達しました。

 しかし、それまでに含み益が分厚く育っていたため、それほど動揺せずに積立投資を継続することができました。

途中でやめなかった理由

 正直な話をすると、インデックス投資を始めて3、4年はそれほど魅力を感じていませんでした。

 利益も年間50万円に行くかどうかで、年によってはマイナスのときもあったからです。

 「老後の足しになればいい」

 「どうせすぐに使うお金ではない」

 「銀行に預けておくより増えればいいな」

 そんな認識で、積立設定だけして放置していました。

 良くも悪くもインデックス投資に大きな期待をしていなかったからこそ、途中で失望したりすることもなく続けられたと感じています。

資産形成でよくある失敗

短期で増やそうとする

 インデックス投資は、「市場平均のリターン」を目指すものです。

 それは言い換えると、

 「一番になることが難しい投資」

ということでもあります。

 その年で一番のリターンを生み出す投資対象は、目まぐるしく入れ替わります。

 2026年初めの金の価格が高騰する場面などが代表的な例ですね。

 短期で増やそうとすると、その時々で一番のリターンを出している投資対象に頻繁に乗り換えることにつながります。

 その結果、高値掴みをして損切り、また別の商品に乗り換える・・・といったケースもあります。

 自分がこれだと思ったものを長期で保有すること、これがもっとも再現性の高い方法だと感じています。

暴落で売ってしまう

 ここまで説明したとおり、インデックス投資は長期保有することが大前提です。

 始めて3年は含み損になることも十分にありえます。

 ようやく育ち始めた含み益が暴落ですべて吹き飛ぶと、怖くなったり失望して売ってしまうかもしれません。

 実際筆者も、始めて3,4年目でコロナショックを直撃し、それまでの含み益がすべて消し飛びました。

 当時は少し失望やガッカリもしましたが、それでも淡々と積み立てを継続し、現在の資産額までたどり着きました。

 どのタイミングで投資を始めても、誰しもいつかは暴落に直面します。

 そのことを投資を始める前に、心がけることが大切です。

投資額が少なすぎる

 身も蓋もない言い方をしてしまうと、投資額が大きいほどリターンは大きくなります。

 1000万円の10%と100万円の10%では、当然1000万円の方がリターンが大きいです。

 そのため、上昇相場までにどれだけ投資元本を積み上げられるかがポイントになります。

 投資元本を増やすためにも、できる限り積立額を大きくする努力は欠かさず、固定費削減や収入アップに努めることも大切です。

筋トレと資産形成の共通点

 話は変わりますが、筆者は現在筋トレをしてボディメイクをしています。

 それを通じて、筋トレと資産形成には共通点があると思いました。

期間日々の変化心がけること
筋トレ長期(数年スパン)緩やか日々の食事やトレーニングを管理する
資産形成長期(5年以上)少しずつ前進(時には後退)日々節約し、少しずつ投資する。

 筋トレも資産形成も、「長期スパンで日々コツコツと積み上げられる人」が、成功に近いと感じています。

 もし筋トレか資産形成、どちらかが上手くいっている又はいきはじめた方は、もう片方も成功する可能性が高いと思います。

よくある質問

少額投資でも意味ある?

 十分に意味はあります。

 少額であっても立派に複利効果は働きます。

 また、少額で始めるということは、少しずつ投資元本が増えることになるため、日々の値動きの幅も少しずつ大きくなります。

 その結果、暴落する場面がきても、一括で大きな金額を投資した場合よりも、落ち着いて相場と向き合うことができると思います。

暴落時はどうする?

 暴落に対する対策は人それぞれあり、

・日々の値動きを見ない

・証券口座のアプリを消し、物理的に評価額が見られないようにする

・取引パスワードを忘れて、狼狽売りを防ぐ

など挙げられることがあります。

 筆者としては、そこで敢えて評価額と向き合ってもらいたいと思っています。

 なぜなら暴落時にしか学ぶことができないことがあるからです。

「平常時は大丈夫と思ったけど、想像より下落が気になるな」

「資産額のこれくらいの割合なら平気と考えていたけど、リスクを取りすぎていたかも知れないな」

 こういった気づきを生かせば、次回の暴落時にはもっとうまく向き合えるからです。

今からでも遅くない?

 まったく遅くありません。

 反対に、

「今は最高値だからもう少し下落してから始めよう」

「今は相場が不安定だから、もう少し安定してから積み立てよう」

と考えてしまうのはとてももったいないです。

 市場がいつ暴落するか、反対にいつ急騰するかは誰にもわかりません。

 インデックス投資はそういったタイミングを諦め、その代わりに長期間投資市場に居続ける方法です。

 もし迷っている方がいらっしゃったら、少額でもいいので、まず一歩踏み出すことをオススメします。

まとめ まずはここから始めればOK

 投資環境を整える

 まずは証券口座を開設してみましょう。

 筆者がオススメする証券口座は、SBI証券と楽天証券の二つです。

 どちらもネット証券なのでスマホから手続きができ、一週間ほどで開設することができます。

積立をスタート

 証券口座が開設したら、早速積立設定をしてみましょう。

 投資する対象は

「長期・分散・低コスト」

に見合ったものです。

 代表的なものですと

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

が低コストで分散も効いています。

 まずは少額でいいので積立を始めてみてください。

 資産形成の具体的な方法はこちら

 資産3000万円台後半まで増やした方法|無理せず積み上げたシンプルな戦略 - スロー資産ライフ

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